「お友達に手が出る子ども」タッチケアによる対処法

タッチケア

子どもがお友達を叩いたり、お友達に触れる時の力が強くなってしまう。暴力的な子に育ってしまったらどうしよう…

自分の子どもがお友達を叩いてしまった時、暴力的な子になってしまうのではないか…とつい不安になりますよね。

筆者にも、娘が1歳前後の頃に同じ悩みを持った時期がありました。

おもちゃを投げたり、強い力でお友達の頭をさわろうとしたり…(詳細は後述しています。)

そんな時に試した2つのこと。

たった2つのことを習慣化したことで、お友達に対する手の出し方、力加減が目に見えて変わったのです。

具体的には、お友達の背中を優しくトントンしたり、自分より小さい赤ちゃんの頭を優しく撫で撫ですることができるようになりました。

今日は、「タッチケア」を提供しているセラピストである筆者が、

タッチングについての簡単な説明と、ぜひ試してもらいたい2つの習慣をお伝えします。

道具も不要ですぐに始めることができる簡単な習慣なので、ぜひやってみてくださいね。

子どもが手を出してしまう原因

子どもが手を出してしまう原因は多く考えられますが、

親として見ている限り、理解力がまだまだ未熟な未就学児の場合は、

「お友達のことが気になって触りたいけれど、触れ方や力加減がわからない」というのが大半ではないでしょうか。

筆者の娘も…

筆者にも、娘が1歳前後の頃、このことで悩んだ時期がありました。

パパとボールを投げて遊んだことがきっかけで、おもちゃを投げることを覚えてしまった娘。

その勢いのままお友達を触ろうとするので、力が強く。

もちろん今だけと分かってはいるものの、やはりお友達と遊ぶ時は毎回ヒヤヒヤで、

この先このままだったら…と不安な気持ちが拭えませんでした。

「叱る」のは間違い?

この状況をどうしたら改善できるか悩んでいる中で、

「お友達を叩いたらダメ」と一方的に叱るのは、「ママに怒られるから叩かない」となってしまい、本質からズレている気がしていました。

「大切なお友達だから叩いたらダメなんだ」

とわかってほしい。

ふと、「大好きなママとパパへの触れ方を覚えれば、お友達にも優しく触れられるようになるかな?」と思いついたのです。

そこで実感したのが、今回ご紹介する2つの習慣。

①抱っこしたら毎回「お互いの背中を優しくトントンし合う」ことを習慣する

②お風呂後のスキンケアの時間は、娘からもクリームを塗ってもらう

とても簡単な習慣です。

タッチングについても触れながら、実践してみた結果についてご紹介していきます。

タッチングとは

タッチングとは、その名のとおり、「触れること」

眠れない時、誰かが手を握っててくれるだけで、安心して眠れたことはありませんか?

タッチングは、相手に何かを届けたい時に、言葉の要らない最良の手段となります。

触れ合うことで、愛情ホルモンとも言われる「オキシトシン」が分泌され、不安やストレスを解消して安心させる作用があるのです。

言葉を理解できない幼い子どもでも、「肌の感覚」で人の優しさや温かさを感じることができます。

「手が出る子ども」「おもちゃを投げる」実践した2つの習慣とその結果

子どもにとってママやパパとのスキンシップが大切ということは言わずもがなですが、

思えば「ママやパパから(一方的に)子どもに触れる、マッサージをする」という構図が多く、

「子どもからママやパパへ触れる」機会って意外と少なくないですか?

そこで、子どもの方からママやパパに触れられる習慣をいくつか考えました。

①抱っこしたら毎回「お互いの背中を優しくトントンし合う」ことを習慣に

1歳前後というと、歩けるか歩けないかの子が多く、抱っこすることがまだまだ多い時期。

抱っこするたびに毎回、「トントン」と言いながら娘の背中を優しくトントンするようにしました。

徐々にですが、娘もママの真似をして、抱っこするとまずママの背中をトントンするように。

上手にできた時はたくさん褒めて、逆に力が強すぎた時は何度も繰り返しやってみせます。

②お風呂後のスキンケアの時間は、娘からもクリームを塗ってもらう

クリームを手につけるのは不思議な感覚で、幼い子も大好きですよね。

娘の手のひらにクリームを垂らして、「ママにもぬりぬりして」と、顔に塗ってもらうようにしました。

トントンと同じく、上手にぬりぬりできた時は「ありがとう」と言って褒め、力が強過ぎた時には、優しく娘に塗ってみせます。

結果

この2つがしっかりと習慣化するのに大体2ヶ月くらいかかりましたが、

その後はお友達に対する手の出し方、力加減が目に見えて変わったのです。

お友達の背中を優しくトントンしたり、自分より小さい赤ちゃんの頭を優しく撫で撫ですることができるように。

大好きなママへの触れ方を覚えたことで、力の加減を「本能的に」「肌の感覚で」理解できたのだと思います。

まとめ

「お友達に手が出てしまう」

「お友達に触れる時の力が強い」

そんな悩みを抱えたママさんパパさんに向けて、ぜひ試してほしい2つの習慣についてご紹介しました。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

大好きなママやパパと肌で触れ合うことは、「安心できる場所がある」という自信に繋がり、

どんな勉強にも変え難い、これからの人生を健やかに生きていくための心の土台になります

ぜひ試してみてくださいね。

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